20歳新鋭の大藤沙月、伊藤美誠撃破で8強
「卓球・WTTファイナル」(21日、北九州市総合体育館)
女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク8位の大藤沙月(おおどう・さつき、20)=ミキハウス=が、東京五輪メダリストで同10位の伊藤美誠(24)=スターツ=との日本勢対決を3-1で制し、8強入りを決めた。準々決勝は、初戦で早田ひな(日本生命)を破った同17位のベルナデッテ・ソクス(ルーマニア)と対戦する。
第1ゲームから大接戦となり、11-13と落としたが、すぐに挽回。第2ゲームを12-10で取り返すと、第3ゲームは11-5で連取し、第4ゲームも13-11ともぎ取り、一気に勝負を決めた。
成長著しい大藤は、10月のWTTチャンピオンズ・モンペリエ大会でも伊藤を撃破。さらに平野美宇、張本美和ら日本選手を次々と破って一気に頂点に立った。4月初旬の世界ランクは125位だったが、7月2日には30位に浮上。現在は日本勢3番手の8位まで急上昇している。