池田俊 2年連続アマ横綱 取り直しの激闘!土俵際逆転で制す 大の里に続く大会連覇「雲の上の存在」
「相撲・全日本選手権」(1日、両国国技館)
池田俊(23)=ソディック=が今年の学生横綱のトワードルジ・ブフチョローン(日体大)を取り直しの末にうっちゃりで下し、2年連続2度目のアマチュア横綱に輝いた。2連覇は2021、22年の中村泰輝(当時日体大、大相撲の大関大の里)以来2年ぶり10人目(11度目)。3位はバットヤッグ・バヤルボルド(日体大)と五島雅治(拓大)。今大会の8強以上は大相撲の幕下最下位格付け出し、16強以上は三段目最下位格付け出し資格を得た。
池田が昨年と同じ対戦となった決勝でブフチョローンを返り討ちにした。取り直しの激闘を土俵際の逆転で制し「連覇できて本当によかった」と笑顔を見せた。今春に金沢学院大を卒業して社会人に。練習量は3分の1に減ったが、質重視の稽古に切り替えて仕事と両立。大の里に続く大会連覇を「雲の上の存在。そこに並べたことは光栄」と喜んだ。石川県七尾市出身で現拠点も同県加賀市。能登半島地震で被災した地元へ「自分が優勝して勇気づけられたら」と明るい話題を届けた。