駒大まさかの1万m平均タイム最下位も 藤田監督余裕たっぷり笑い飛ばす「ハーフマラソンなら上位」
2025年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝に出場する21チームのエントリー選手(各16人以内)と上位10人の1万メートル平均タイムが10日、発表された。1位は中大の28分15秒62、王座奪還を目指す駒大は、最下位で29分4秒37だった。
駒大はここまでの出雲駅伝、全日本学生駅伝はともに2位で、箱根路も優勝候補。1万メートル平均タイムはまさかの21チーム中21位に沈んだが、藤田敦史監督(48)は「(1万メートルの練習も)やらせないといけませんね」と笑い飛ばして余裕たっぷり。「ハーフマラソンなら上位にくる。悲観する内容じゃない」と自信をみなぎらせた。
史上初の2年連続3冠を狙った前回大会は、主力を3区まで配置したが、青学大に競り負け、そこから流れを取り戻せなかった。藤田監督は「青学に逆転の一手を打てなかった」と反省し、今季は「いろんな状況においても対応できるチーム作りを進めた」という。
エントリー16人は、篠原倖太朗(4年)、佐藤圭汰(3年)のダブルエースに下級生が融合した「次世代のチーム」と表現。王座奪還へ「予想外の展開になっても次の一手が打てるオーダー。総合優勝を目指したい」と意気込んだ。