張本美和が貫禄の圧勝 “キティユニ”で初優勝狙う「すごく有名な方なので責任感を持って」
「卓球・全日本選手権」(23日、東京体育館)
シード選手の初戦となる男女の4回戦が行われ、女子はパリ五輪女子シングルス銅メダルの早田ひな(日本生命)が加藤亜美(十六フィナンシャルグループ)を4-1で下した。昨年準優勝でパリ五輪代表の張本美和(木下グループ)は原芽衣(レゾナック)にストレート勝ち。平野美宇(木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)も順当に5回戦に駒を進めた。男子は張本智和(智和企画)が5回戦進出を決めた。パリ五輪代表の篠塚大登(愛知工大)は男子最年少の13歳、大野颯真(木下アカデミー)を4-2で退けた。
全日本初優勝へ“キティユニ”で勝利を決めた。4回戦から登場した張本美がストレート勝ち。午前中のジュニアの部3試合も含め、この日は4戦4勝とし「全て勝ち切れて良かった。1試合1試合を頑張っていこうという気持ちで乗り切れた」と振り返った。
現在16歳7カ月で、優勝すれば、16歳9カ月で最年少優勝した平野の記録を塗り替える偉業となる。前回大会はパリ五輪代表選考大会でもあり「あんまり全日本感がなかった」というが、今回は「優勝を目指したい思いが強く、緊張もある」と心境を明かした。
この日は、今月20日にスポンサー契約したサンリオのキャラクター「ハローキティ」のロゴ入りユニホームを着用。「私よりすごく有名な方なので責任感を持ってやらなきゃいけない。でも、もっと有名になってやるぞくらいの気持ちで頑張っていきたい」と意気込んだ。