“りくりゅう”ペアSP首位!今季世界最高80・99点 自己ベストに木原「え、すごい!」ミラノ五輪へ弾み

 演技を終え、こぶしを握る三浦璃来、木原龍一組(撮影・佐々木彰尚)
 おさげかつらで得点結果を待つ木原(右)
2枚

 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(18日、東京体育館)

 3種目が行われ、4大会ぶりの優勝を目指す日本は順位点合計80点で2位を維持した。ペアで3月の世界選手権を制した三浦璃来(23)、木原龍一(32)組(木下グループ)がSP1位。今季世界最高で自己ベストの80・99点を出した。男子フリーの佐藤駿(エームサービス・明大)は4位、鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は5位。アイスダンスのフリーで吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)は6位だった。米国が95点で首位を守って2連覇に前進。6カ国で争い、最終日の19日はペアと女子のフリーを実施する。

 王者の貫禄を存分に見せつけ、ガッツポーズが飛び出した。“りくりゅう”が今季世界最高で自己ベストの80・99点をたたき出す演技で首位発進。三浦が「練習通りの演技ができた」と言えば、木原は「積み上げてきたことは間違っていなかった」とうなずいた。

 冒頭の3回転ツイストを決めると、続くサイドバイサイドの3回転トーループも息を合わせて着氷。リフト、スロージャンプも成功させた。観客を引き込む完璧な演技に、応援席も大盛り上がり。囲み取材で自己ベストと知った木原は「え、すごい!」と喜び、三浦と顔を見合わせた。

 ミラノ・コルティナ五輪が開催される来季への弾みとなった。既に新たなプログラムへの話し合いを進めているという2人。三浦は「基礎点で言えば来年が一番高くなる」と言い、「(今回)基礎点が低い構成のSPでも80点を出せて良かった」と自信を蓄えた。

 今季はケガをしないことを目標に突き進み、結果を残してきた。19日のフリーでも「今までと変わらずケガをしないこと、そして年が明けてから楽しむことを第一にやってきたので、それを忘れず頑張っていきたい」と木原。最高の演技で締めくくる。

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