モーグル・柳本理乃 五輪初出場かかるシーズンへ出発「ワクワク」
フリースタイルスキー女子で、モーグル世界選手権代表の柳本理乃(愛知ダイハツ)が6日、海外遠征出発前に羽田空港で取材に応じた。五輪初出場と表彰台を狙う勝負のシーズン。「順調に調子が上がっている。どういう結果がW杯から出るのかワクワクしている」と胸を躍らせた。
昨季は計3度の表彰台に上がり、モーグルで総合9位、デュアルモーグルで総合3位の成績を残した。今夏は課題をスピードアップと設定し、従来実施していた1カ月弱のオーストラリア遠征に加え、毎月中国にある室内練習場に通って猛練習。「ライン取り、直線的に滑れるようになった。エアー後の処理がスムーズにできるようになったところでスピード感はあがったのかな。雪上に毎月、立っていたので調整しやすいんじゃないかな」と手応えを語った。
2000年生まれの24歳。金に近い髪色に染めて「気持ちも明るくしていこうかなと思った」と無邪気に笑ったと思えば、「(荷物が)何を詰め込んじゃったのかな?ってびっくりするぐらい重くて。食べものとかスキンケア(用品)とか詰め込みすぎた。重量オーバーで追加でお金を払いました」とおちゃめな一面も見せる。
ワールドカップ(W杯)初戦(フィンランド・ルカ)は12月6日に開幕する。「初戦から表彰台を狙いたい。五輪に向けて調子をだんだんと上げられるようにいい滑り出しができたら」と思い描いた。





