昨季世界ジュニア王者の中田璃士がSP首位発進 2大会ぶり優勝へ「ここからリベンジ」

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(4日、IGアリーナ)

 ジュニア男子のショートプログラム(SP)が行われた。2大会ぶりの優勝を目指す昨季の世界ジュニア王者・中田璃士(TOKIOインカラミ)は86・48点で首位発進。「目標にしていた90点は超えられなかったけど、この緊張感でこの演技ができたのは良かった」と振り返った。

 冒頭のトリプルアクセルから最後までノーミスきっちりとそろえた。スピン、ステップも全て最高評価のレベル4。滑走前には父の誠人コーチから「いけるでしょ」と言われ、中田も「余裕でしょ」と返事。言葉通りの最高の演技を披露し、最後はガッツポーズが飛び出した。

 昨年大会ではSP首位発進もフリーで失速し、銅メダルに終わった。5日のフリーに向けては「去年はフリーで失敗している。ショート1位でスタート位置に立てた。ここからリベンジしたい」と必勝を誓った。

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