早大・花田監督 打倒青学大へ“山の名探偵”工藤をキーマン指名 工藤「早稲田の明確な強みとして力を発揮したい」
第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)に出場する前回4位・早大の花田勝彦監督が13日、埼玉県所沢市内で取材に応じた。学生三大駅伝3冠を達成した2010年度以来15年ぶりの総合優勝へ「往路で勝たないと総合優勝につながらない。前半半分はえんじで染めたい」と往路Vからの逃げ切りを誓い、「青学大が強い。原晋さんの前を走りたい」と野心をのぞかせた。
力関係では3連覇を期す青学大を筆頭に駒大、国学院大、中大、早大が“5強”と言われている。各校、山登りの5区を任せる選手育成に苦戦しているが、最も安定しているのが、前回5区2位で“山の名探偵”の異名を持つ工藤慎作(3年)がいる早大だ。
大きいレンズのメガネと、人気アニメ「名探偵コナン」の主人公・工藤新一に名が似ていることから付いた愛称。今季は山口智規(4年)と並ぶ二大エースとして出雲駅伝2位、全日本大学駅伝5位とチームをけん引した。指揮官は「トップとの差が30秒なら絶対に逆転。1分でもやってくれる」と期待。工藤は「早稲田の明確な強みとして力を発揮したい」とキーマンの自覚をのぞかせた。





