フィギュア女子 三原舞依が現役引退を表明「全日本で出し切りたい」坂本花織と抱き合い「頑張ろう」全日本選手権前日練習で発表

 フィギュア女子の三原舞依(26)=シスメックス=が18日、現役引退を表明した。19日に開幕する全日本選手権の前日練習で報道陣に明かした。

 「今まで18年間スケートができていることに感謝しながら、この全日本で出し切りたい」と語った三原。今後については「全日本を終えてから考えようかな」と明かし、「大好きなスケートをちょっとでも長く。競技から離れてしまうとしても、ちょっとでも長く氷の上にいたい。ショーに呼んで頂いたら出たいですし、振り付けも。大好きなスケートに恩返ししたい」と前を向いた。

 リンクの上では坂本花織と抱き合いながら「頑張ろう」と話したことを明かした三原。今年のサマーカップでケガを乗り越え、234日ぶりの実戦復帰を果たした。五輪シーズンの始まりに、しっかりと存在感を示した。

 「すごく久しぶりの試合。挑む時の感覚がぱっと思い浮かんだ。まずまずのスタートが切れてほっとしている」

 右足首や股関節のケガの悪化で、昨年12月の全日本選手権のフリーを棄権。2カ月間、氷を離れた。陸上での練習を増やし、氷上に戻ると基礎練習を徹底。「片足でスネークをしたり、ひょうたんを描いたり。スケーティングできる日を増やした」。地道な努力を積み重ねてきた。

 また同じ拠点で練習する坂本花織が2025~26シーズン限りでの引退を発表したことに「涙が止まらなくなった」と語っていた三原。2022年のグランプリファイナルで世界を制したスケーターがリンクを去る。

 ◆三原舞依(みはら・まい)1999年8月22日、神戸市出身。8歳でスケートを始めた。難病の若年性特発性関節炎を乗り越え、16年に全日本選手権で3位。17年世界選手権は5位。19~20年シーズンは体調不良で休養した。22年1月の四大陸選手権で5年ぶり2度目の優勝。同年に初制覇を含むGPシリーズ2連勝。24年全日本選手権は棄権した。趣味は音楽鑑賞とけん玉、ダイヤモンドアート。157センチ。

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