佐藤淑乃が悔し涙…NEC川崎は悪夢の大逆転負け 最終セット14-11で王手から痛恨4連続失点 2年ぶり3度目頂点逃す

 「バレーボール・全日本選手権、NEC川崎2-3大阪MV」(21日、京王アリーナTOKYO)

 女子決勝が行われ、NEC川崎が大阪MVにフルセットで敗れ、2年ぶり3度目の優勝はならなかった。

 第1セットは激しい攻防の中で終盤に大阪MVが連続ポイントを許し、24-26で落とした。第2セットはNECが序盤から得点を重ねて主導権を握り、そのまま25-16で奪った。第3セットは序盤大阪がリードを奪ったが、終盤にNECは佐藤のスパイクなどで4連続ポイントで逆転。終盤は壮絶な競り合いとなり、31-33で落とし、大阪MVに王手をかけられた。

 第4セットは終盤まで競った中で、勝負所での日本代表・佐藤淑乃の活躍などで執念で26-24で奪取しタイに戻し、最終第5セットにもつれ込んだ。中盤に逆転を許したが、同じく日本代表の山田二千華のブロックなどで再逆転。14-11と先に王手をかけた。しかし、粘る大阪MVに痛恨の4連続ポイントを許し、崖っぷちに立たされたが、その後の競り合いを落とし、15-17で奪われた。まさかの逆転負けに佐藤は呆然。悔しそうな表情で涙をぬぐった。

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