平野歩夢が大流血 五輪金に暗雲 本番前最後のW杯も顔と腹から落下 2回目棄権で異例の日本勢表彰台0人

 「スノーボード・W杯」(17日、ラークス)

 ハーフパイプ第5戦の決勝が行われ、男子は北京五輪覇者の平野歩夢(27)=TOKIOインカラミ=は1回目の試技で転倒で顔面などを負傷。2回目を棄権し、12位に終わった。平野流佳(INPEX)が5位、戸塚優斗(ヨネックス)が7位、山田琉聖(チームJWSC)が10位。女子は工藤璃星(16)=TOKIOインカラミ=が82・75点で2位に入った。日本は五輪の出場枠を男女とも最大4枠を獲得。男子は既に代表を確実としている平野歩、戸塚、平野流に加え、山田が初代表を確実とした。

 平野歩は2連覇が懸かる五輪前最後のW杯で激しく転倒した。1回目の試技の3発目のトリックでバランスを崩し、地面とほぼ並行で顔と腹から落下。両膝に手をついて苦しそうにしながらも自力で滑ってゴールにたどりついたが、板の先端は折れ曲がり、鼻と口付近からは大流血。衝撃の大きさを物語った。

 日本チームの治部ヘッドコーチによると、鼻血が止まらず、口も切っていたことなどから、2回目はチームとして棄権させる判断をしたという。左股関節と右膝にも痛みがあるそうで、帰国して病院を受診する予定。

 転倒したトリックは、平野歩オリジナルのフロントサイドダブルコーク1260クリップラージャパングラブ。「練習段階から何回も頭から落ちたり、ほとんど逆さの状態で落ちてトラウマみたいになっていた」と壮絶な練習過程を告白。「一つの通過点として、けがはしないように」と話していたが、最終戦で悪夢に見舞われた。

 この日は平野歩に加えて戸塚も転倒。平野流のが5位が最高で、近年の男子ハーフパイプW杯で日本勢の表彰台なしは極めて異例のこと。それでも治部ヘッドコーチは「みんなが攻めた結果。不安要素はない」ときっぱり。エース平野歩の状態が心配される中、前向きな言葉を口にした。

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