フィットネス女王・安井友梨が圧巻ポージングで伝えた競技愛「自分の未来は変えられる、過去すらも変えられる」
兵庫県ボディビル・フィットネス連盟主催「Muscle&Beauty Fitness Games in Kobe 2025」が19日、神戸芸術劇場で行われ、ビキニフィットネス女王の安井友梨(41)がゲストポーズで登場した。
1曲目は赤いドレスを身にまとい、妖艶さを表現しながら華麗にステージを舞った。2曲目はAdo「私は最強」に合わせ、ビキニの衣装にマントを羽織って登場。すらりと伸びた長い足、メリハリのあるあでやかな動きでポーズを決めて場内を魅了した。
昨年12月にIFBB女子世界選手権のビキニフィットネスで競技歴10年目にして初の世界一の座を獲得。5年連続でゲストポーズに参加しているゆかりのある地で報告し、競技への熱い思いを口にした。「10年間の競技の中で初めて優勝ということは10回チャレンジしても9回失敗しています。1勝9敗です。たった1回の優勝以外は全部負けです。負け続きでした」と苦難の道のりをたどった。
敗戦をどう捉えるか-。安井氏は屈強な精神で前に進み続けた。「7年連続予選落ちしましたけれど、失敗するたびに失敗する前や景色よりも失敗した後の景色のほうが必ず素晴らしい景色になっていました」と転んでは立ち上がり、ひたすら歩みを進めてつかんだ頂点。「自分の未来は変えられる、過去すらも変えられる」と胸に宿す言葉を残してステージを後にした。
今季もビキニフィットネスで大会に出場し、世界の舞台に挑む。日本が誇るフィットネス女王がさらなる高みへと駆け上がる。(デイリースポーツ・北村孝紀)
