昨年日本選手権5位・寺山諒のボディビル論 泰然自若で頂点への道を進む
昨年の日本ボディビル選手権で5位入賞を果たした寺山諒選手が、17日にハーバーホールで行われた兵庫県ボディビル・フィットネス選手権のゲストポーザーを務め、飛躍の期待がかかる今季への意気込みを明かした。昨季は猛者が集うジュラシックカップでも6位に入り、丸々とした筋肉で魅せる逸材。迫力満点の剛腕をのぞかせながら、冷静に言葉を紡いだ。
「順位のプレッシャーは感じていない。昨年の身体よりもいい状態を作って大会に挑むのが目標。そこを達成できれば順位もついてくると信じている」
日本クラス別で優勝を果たし、全国舞台でも実績を残して一躍名をはせた昨季。寺山は順位の“足かせ”を壊し、自己ベスト更新のみを見据え続ける。初戦は日本選手権に照準を合わせ、減量も順調に進行。「筋量自体も増えていると思いますし、身体の元気さだったり、精神的な水準は高く保てている」とうなずいた。
ボディビルの基本は己を突き詰めること。「一言で言うのが難しいくらい魅力のある競技」とボディビル愛をにじませる。「やったことに関しては(身体が)反応してくれたり、結果として付いてきてくれることもある。なかなか難しい場面もあるんですけどそこを乗り越えることもボディビルの魅力の一つ」。自らの限界に挑み続けた先に栄光が待つ。泰然自若で鍛錬を積む寺山が信念をステージで体現する。
