大体大・山口が関西学生ボディビルV 元陸上長距離選手が4年で変貌

優勝した山口選手
フリーポーズで魅せた山口選手
 迫力満点のポージングを決める山口選手
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 関西学生ボディビル選手権が15日、阪南大学GYCホールで開催され、大阪体育大学の山口直哉選手(4年)が優勝を果たした。

 丸々とした筋肉に力を込め、迫力満点のポージングで存在感を放った。走る血管が努力を物語る。大阪体育大学バーベルクラブとしての誇りを胸に悲願の頂点をつかんだ。昨年は3年生ながら3位に入り、ラストイヤーの今年は死に物狂いで優勝に向けて猛進。「なんとか1年間、頑張ってこられた」と充実感をにじませた。

 高校までは陸上の長距離選手として部活に打ち込んだ。筋トレを始めたのはアニメの筋肉キャラに憧れたことがきっかけ。「昔からマッチョなキャラとかが好きで。身近にボディビルに接する機会はなかったんですけどスマホとかでたまたま見る機会があってやってみようと」。高校3年生の7月から本格的なトレーニングを開始。卒業後は肉体の勉強ができる大阪体育大学の門をたたいた。

 バーベルクラブ入部当初は、周囲のレベルの高さにあっけにとられた。「大学にでかい人が一杯いるので刺激をもらって成長できた」。筋骨隆々とした先輩たちに追いつくためにウエートルームに足を運び、仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら肉体を磨き上げた日々が結実。「バーベルクラブの先輩、仲間と出会えてよかった」と感謝を口にした。

 日本選手権ファイナリスト入りが大きな目標。まだまだボディビル人生は始まったばかりだ。「来年は全日本ジュニア、再来年はミスター大阪と大会で優勝を目指して頑張っていきたい」。一流への階段を一段ずつ上がっていく。(デイリースポーツ・北村孝紀)

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