ジャパンゴルフツアー選手会（ＪＧＴＰＣ）の池田勇太副会長兼事務局長（３４）＝フリー＝は２７日、オンラインで会見し、来月の三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ（１２～１５日、静岡・太平洋クラブ御殿場Ｃ）から翌週のダンロップ・フェニックス（１９～２２日、宮崎・フェニックスＣＣ）への選手らの移動に、新型コロナウイルス感染リスク軽減のため、国内ゴルフ界では初めてチャーター便を使用すると発表した。

　男子の２週連続開催は今季初めてで、２大会間の移動を安全に行うために２６日の選手会理事会で決まった。池田は「陰性者だけが乗る『陰性便』です」と安全性を強調した。機材は池田のスポンサーでもあるＡＮＡの協力を得て準備。１６日に羽田空港から往路便（搭乗者数２５０人を予定）、２３日に宮崎空港から復路便を運行する。

　搭乗可能なのは三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ前に受けたＰＣＲ検査で陰性診断を受けたか、独自検査による陰性証明書を提出した選手、キャディー、プロサービス、報道陣、大会関係者。運賃は１人片道２万５０００円の往復５万円で、超格安ではないが安全への投資と思えばお手頃かも－。