松山英樹、19位に終わるも「パットが普通になれば優勝が見えてくる」

 「米男子ゴルフ・ソニー・オープン・最終日」(17日、ワイアラエCC=パー70)

 13位で出た松山英樹(28)=LEXUS=は1イーグル、1バーディー、1ボギーの68で通算15アンダーの19位だった。ケビン・ナ(米国)が2位から65で通算21アンダーに伸ばし、2019年10月以来のツアー通算5勝目。賞金118万8千ドル(約1億2350万円)を獲得した。小平智は9アンダーで56位、木下稜介は6アンダーで67位だった。

 5打差を追いかけた松山は、好調なショットを生かせなかった。9番(パー5)でイーグルを奪い、10番は4メートルのバーディーパットを沈めた。猛追の期待も高まったが、11番では1メートル半の絶好機を逃しがっくり。その後、バーディーパットは最後まで入らなかった。

 「ここまで入らないと苦笑いしか出ない」。不安定なパットと、武器のショットの落差が激しい。米ツアーが算出する「スコアへの貢献度」で松山のパットは今大会68位、シーズンでは207位。対照的にグリーンに乗せるまでは今大会1位、今季12位だ。「パットが普通になれば優勝が見えてくる」との言葉は強がりではない。

 次は1週あけて28日から。「このショットをキープできれば、パットに集中できる。しっかり調整したい」と気持ちを切り替え、ツアー6勝目にまた挑む。

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