大里桃子が単独首位 雨風の中でも安定「ラッキーだったし、びっくり」6アンダー

 「女子ゴルフ・住友生命東海クラシック・第1日」(17日、新南愛知CC美浜C=パー72)

 大里桃子(23)=伊藤園=が66で回り、6アンダーで単独首位に立った。2打差の2位に仲宗根澄香がつけた。さらに1打差の3位に、東京五輪銀メダルで前週の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯優勝の稲見萌寧ら4人が続いた。渋野日向子は2アンダーで7位。前回覇者の古江彩佳は74で48位。賞金ランキング2位の小祝さくらは7オーバーの94位と出遅れた。

 雨風が強まる中でも、大里は崩れることなく安定していた。苦手とする狭いフェアウエーや起伏のあるコースを攻略し、ボギーなしの6アンダー。「本当にきょうはまぐれと言っていいくらいどこからでも寄った。ラッキーだったし、びっくりしている」と声を弾ませた。

 序盤はパットが好調で、2番は10メートル、4番は8メートルを沈めてバーディーとした。その後はアプローチが光り、15番(パー5)では残り102ヤードの第3打を15センチにつけた。ピンチでの集中力も光った。第1、2打をラフへ入れた12番(パー5)やボギーを覚悟した13番はアプローチを1メートル弱につけ、パーでしのいだ。

 2週前のゴルフ5レディースでは第2ラウンドまで首位に立ちながら、パットの調子を落とし、7位に終わった。優勝は逃したが「今までだったら崩れていたが、耐えられたので自信になった」と悲観せず、イーブンパーだった最終ラウンドをプラスに捉えている。

 この大会、過去3年間の最高は25位。「苦手なコース。自分が伸ばすことができてびっくりしている」と最後まで笑顔。台風の接近で、悪天候が予想される第2日は「天気は心配だが、自分のベストを尽くしたい」と力強かった。

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