星野陸也 お目覚めチャージ6位浮上 賞金ランク1位、五輪戦士が来た

 「男子ゴルフ・ANAオープン・第3日」(18日、札幌GC輪厚C=パー72)

 賞金ランキング現在1位で、東京五輪に日本代表として出場した星野陸也(25)=フリー=が67と久しぶりにチャージをかけ、通算11アンダーで6位に上がった。今季4勝目へ、首位と4打差に迫った。

 星野の自室には東京五輪で使ったボールやグローブ、ウエアを大事に保管した「オリンピックゾーン」があるという。「しっかり袋に入れたりして。ティーペグまできちんと。なぜだか自分でサインまで入れている。おかしいですよね」。開会式にも参加した五輪は38位で、それほどまでに楽しかった。

 それだけに、終わった後は燃え尽きたような状態になった。8月のツアー再開初戦は予選落ち。その後は13位、15位と、常に優勝争いに加わっていた前半戦からすれば、物足りなさを感じさせた。

 その星野が、ようやくお目覚めだ。前日終えて17位にいたが、第3Rの後半は1イーグルに3バーディー。終わってみれば、首位に手が届くところに来ていた。

 「自分のやりたい打ち方とはまだ違うけれど、攻めていくしかないと思ったのがよかった。ガッツポーズを多めにしたりと、気持ちをポジティブにした」。特に17番のイーグルは、残り260ヤードの第2打を、左林すれすれを果敢に狙ってピン下7メートルに乗せた。

 賞金ランク1位は守り続けているが、停滞している間に2位とは300万円差に詰められた。「初めての賞金王、ぜひ取りたい」。10月には日米共催となるZOZOチャンピオンシップの国内開催も決定。2年前は51位に終わっており、今度は日本の新エースとして米ツアーの強豪を迎え撃ちたい。

 そして「ぜひ次はメダルがほしい」と、パリ五輪出場も熱望する。欲張りな日本の大砲は、最終日に4打差をのみ込むつもりだ。

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