渋野日向子 5位発進もアイアンの縦距離合わず「気持ち悪い感じ」 2週連続Vへ課題

 「女子ゴルフ・富士通レディース・第1日」(15日、東急セブンハンドレッドC=パー72)

 自身初の2週連続優勝を目指す渋野日向子(22)=サントリー=が5バーディー、ボギーなしの5アンダー67で回り、首位に4打差5位と好スタートを切った。勝みなみが9バーディー、ボギーなしの63をマークして首位発進。65を出した2019年覇者の古江彩佳、西村優菜が2位に並んだ。

 新しい自分への階段を1歩1歩上っていく。渋野が初出場のコースにもかかわらず、躍動感に満ちたプレーを展開。ボギーなしの5バーディーを奪い、優勝圏内を死守した。

 2番で4メートルのバーディーパットを入れて流れを呼び込み、7番では苦手だったバンカーショットをピン1・5メートルに寄せてスコアを伸ばした。微妙なパーパットも決めた。11番で1・5メートルを沈めると、13番は5メートルをねじ込んだ。

 それでも満足の笑顔はなかった。「スタートダッシュとしてはすごくよかった結果だと思うけど、内容的にはショットの安定感が欠けていたし、気持ち悪い感じでずっと回っていました」と、真剣な表情で振り返った。

 「気持ち悪さ」の原因は、アイアンショットの縦距離が思ったより飛ばないことだという。この日は朝の練習場からウエッジのショットが通常より10ヤードもショート。ラウンドに入ってからも想定飛距離を10ヤード前後、距離を落としてプレーした。

 2日目以降へ向けては、この課題克服が優勝へのカギとなる。「トップがインに入って振り抜きが高めなのが原因。右肩を下げないような打ち方を練習するしかないですね」。アイアンの縦距離が合えば、2週連続優勝へ光が見えてくる。

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