稲森佑貴 あるぞ大逆転連覇&大会3勝目 6打差ノリス猛追でW快挙狙う

 最終日の大逆転へ闘志を燃やす稲森佑貴(右)=撮影・北村雅宏
 15番、セカンドショットを打つ稲森
2枚

 「男子ゴルフ・日本オープン選手権・第3日」(16日、琵琶湖CC=パー71)

 2018、20年大会覇者の稲森佑貴(27)=国際スポーツ振興協会=が3打差7位から出て、6バーディー、2ボギーの67で回り、通算12アンダーで3位につけた。最終日は18アンダーで首位を独走するショーン・ノリス(南アフリカ)を6打差から追いかけ、大逆転優勝を狙う。13アンダーの2位に小平智、11アンダーの4位には池田勇太、岩田寛、木下稜介の3人が続いている。

 最後の最後まで諦めない。99、00年大会の尾崎直道以来6人目の大会連覇だけではない。同じく史上6人目の大会3勝目も懸かっている。首位ノリスと6打差で最終日を迎える稲森は「彼が爆走中なので負けたくない。頑張って追い付きたい」と強い口調で言い切った。

 1番は3メートル、2番も1・5メートルにつけて連続バーディーの好発進。11、12番でも順調に伸ばしたが、13、18番のボギーが響き、目標スコアに設定していた66に1つ届かなかった。それでも17番は「外れていたらどこまで行っているか分からなかった」という「2・5メートルの直角スライスライン」を見事に決め、6つ目のバーディーで食らい付く姿勢を見せた。

 ノリスを「横浜の時の一番の天敵」と表現する。横浜CCでの18年大会は2位ノリスの猛追を振り切り、悲願のツアー初優勝を飾った。3年後の今回は立場が逆転。「あんな戦車みたいな人に追いかけられるぐらいなら、追いかける方がいい」と前向きに捉える。

 日本オープンでの最大逆転優勝は8打差。6打差をひっくり返すことは決して不可能ではない。「フェアウエーはマストで置き、パッティングは距離が残っても手前からしっかり打てた方がラインに乗せやすい。それで徐々にメークしていけば」。持ち味の正確なショットと得意のパットで、歴史に残る大逆転劇を演出する。

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