岩井ツインズが初の2サム おそろいコーデで仲良くスタート 明愛「最後の最後ですけど、回りたいと思っていた」

 第3日、おそろいのウエアを着てラウンドする岩井明愛(中央右)と千怜(同左)姉妹
 第3日、おそろいのウエアを着てラウンドする岩井明愛㊨と千怜姉妹
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 「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯・第3日」(23日、宮崎CC=パー72)

 9位から出た岩井明愛(22)が4バーディー、1ダブルボギーの70をマークし、通算4アンダーで8位に浮上。双子姉妹の妹で12位から出た岩井千怜(22)=ともにHonda=は1バーディー、3ボギーの74で回り、通算1オーバーの13位に後退した。

 ムービングデーは双子水入らずのラウンドとなった。同組でのプレーは2018年のヨネックス・レディースから数えて、レギュラーツアーでは通算14度目だったが、2サムは初めてだった。

 今大会は2日目以降から成績順でペアリングが決まるが、8月の北海道meijiカップ以来となる双子でのラウンドに明愛は「うれしかった。最近一緒に回れそうで回れてなかったので。最後の最後ですけど、一緒に回りたいと思っていた」。千怜はホールアウト後に「2サムで私たちだけっていうのが特別感があった」と感想を語った。

 前夜から姉妹で話し合い、おそろいのウェアで1番に登場。第1打を打ち終えると、仲むつまじく肩を組んでコースを歩き出した。明愛は「双子ならではの何かをやりたいと思っていた」と狙いを明かした。

 千怜はこの日74と浮上することはできなかったが、明愛は7番まで我慢強くパーを並べると、エンジンが掛かった8、9番で連続バーディー。12、13番でも再び連続バーディーと好調だった。しかし、14番パー4ではグリーン奥からのアプローチを寄せきれず4オン2パットのダブルボギー。一度は逆転の射程圏に入ったトップの背中が遠のき「めちゃくちゃもったいなかった」と肩を落とした。

 姉妹そろって12月の米女子ツアー最終予選会に出場登録しており、国内でのプレーも最終日で一区切りとなるかもしれない。明愛は「やっぱり楽しんでプレーしてる姿を見てもらいたい。自分が悪いときは笑顔になることは難しいかもしれないけど、ミスしても態度に出さないように。もちろん当たり前のことなんですけどね」と最後もポジティブに戦うつもり。千怜は「明日もバーディーをたくさん取る姿をお見せしたい」と力を込めた。

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