平田憲聖 賞金王ピンチ!13位後退「0点です」 賞金2位の金谷は単独4位浮上 逆転阻止へ巻き返す
「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第3日」(30日、東京よみうりCC=パー70)
10位から出た賞金ランク首位の平田憲聖(24)=ELECOM=は3バーディー、5ボギーの72とスコアを落とし、通算イーブンパーの13位に後退した。賞金2位の金谷拓実が通算6アンダーで単独の4位となり、賞金王争いはこのままなら最後に逆転される。昨季賞金王の中島啓太が通算11アンダーで単独首位に立ち、自身初の国内メジャー制覇に王手。1打差の2位は片岡尚之とショーン・ノリス(南アフリカ)。
接戦の賞金王争いでプレッシャーが重くのしかかる中、平田の18番のパーパットはカップのふちをくるりと回って入った。ホッとした感情も巻き起こりそうなものだが、それよりもオーバーパーをたたいた一日を振り返れば自責の念がわき上がる。悔しさを込めるように「0点です」とうつむいた。
9月下旬のパナソニック・オープンで今季4勝目を挙げた際の獲得賞金は、当時賞金5位の金谷とは約4644万円差とぶっちぎっていた。しかし、以降はV争いから遠ざかり、最終戦を前に追い上げてきた金谷との差は約289万円差。仮に今大会の3日目の順位で賞金を試算すると、最後に逆転を許すことになる。
王座死守へ、このままでは終われない。「良いも悪いもあった一年間。最後は自分が納得できる一日にしたい」と決意をにじませた。