松坂大輔 左ふくらはぎ肉離れで途中棄権「続けても迷惑かける」 涙目でリベンジ誓う「もっとゴルフをうまくなりたいと思った」
「男子ゴルフ・カシオ・ワールドオープン・第2日」(28日、Kochi黒潮CC=パー72)
プロ野球や米大リーグで活躍した主催者推薦出場の松坂大輔(45)は、左ふくらはぎ肉離れのため途中棄権した。来季の賞金シードを失う選手の一部が決まり、予選落ちでシード復活がならなかったツアー20勝の57歳、谷口徹はレギュラーツアーから事実上の撤退を表明。ツアー未勝利の鈴木晃祐が1イーグル、6バーディー、1ボギーの65で回り、通算14アンダーで首位に浮上した。
松坂が12番を終えたところで棄権した。96位から出て、朝からショットを大きく左右に曲げた。4番パー4では8を打ち、その後は足を気にするそぶりが多くなった。通算14オーバーまでスコアを落とした。クラブハウスに引き上げ、応急措置を終え、報道陣の前へ。歩こうと思えば歩ける状態だといい、用意されたいすには座らず、立ったまま取材に応じた。
前日、16番でドライバーショットを大きく右に曲げて15番に打ち込み、急斜面を上った際に「ピリッときた」という。一夜明けて痛み止めを飲んでスタートしたが、プレーを重ねるごとに症状はひどくなった。「(同組で回った)2人のリズムを崩していると思った。このまま続けても迷惑をかける。ショットを曲げると、平たんな所から打てなくなるし」と悔しさからか、目に少し涙をためた。
元プロ野球選手のアマチュアとして、初の予選通過はならず。「レベルの違う緊張感を味わわせてもらった。もっとゴルフをうまくなりたいと思った」と振り返り「練習と、けがをしないトレーニングをして、またいつか、機会があれば出たい」とリベンジを誓った。


