蟬川泰果 逆転V見えた パター換え8バーディー3位浮上「まだ、もう少し面白くしたい」 賞金ランキング首位の座へ肉薄

 「男子ゴルフ・カシオ・ワールドオープン・第3日」(29日、Kochi黒潮CC=パー72)

 17位から出た賞金ランキング3位の蟬川泰果(24)=アース製薬=が8バーディー、ボギーなしの64と伸ばし、通算14アンダーとして首位と2打差の3位に浮上した。鈴木晃祐が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算16アンダーで首位を守った。69だった砂川公佑が1打差2位。蟬川とともに、大岩龍一も3位につけた。優勝すれば初の賞金王が決まる金子駆大は71で回り通算10アンダーで10位。

 蟬川が好機をことごとく生かして17位から3位へ浮上した。「チャンスホールを全て取れた」と大満足の18ホールだった。

 前日は72と伸ばせず、3位から17位へ後退した。今季2勝目へ後がなくなり、第3日の競技開始のわずか30分前、「気持ちよく打てていない」と感じていたパターを換えることを決断。ヘッドが大きめのタイプから「思った通りに振れて、感覚を出して打てる」という細身のものへ。これが効果てきめんだった。

 1番で3メートル強、7番で3メートル半を沈めるなど前半に四つ伸ばした。後半も4バーディーを積み上げた。パット数は、前日より5打少ない26に抑えた。優勝すれば、賞金ランキング首位に肉薄する可能性もある。「まだ、もう少し面白くしたい。ツアー最後の最終日までもつれるところまで、なんとかいければ」。シーズンの大詰めに、主役の座をうかがう。

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