勝亦悠斗が初タイトル フェアウエーキープ率賞ゲットも「稲森賞を阻止して若干、気まずいです」 JGTO今季男子ツアー表彰式
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は8日、都内で今季の男子ツアー表彰式を開き、初勝利を含む2勝を挙げた金子駆大(こうた、23)=NTPホールディングス=が最優秀選手や賞金ランキング、パーキープ率、ゴルフ記者賞の4冠に輝いた。フェアウエーキープ率は勝亦悠斗(31)=フジゴルフセンター=が79・283%で初めてトップになり、稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)の記録は9季連続で止まった。
最大の驚きはフェアウエーキープ率賞だった。9季連続1位で“ミスター・フェアウエー”“日本一曲がらない男”といわれた稲森の10連覇はならず、勝亦が初のタイトルを獲得した。
勝亦はレギュラーツアー出場が17試合で、24試合だった稲森より基礎データが少なかった。それでも稲森からライバル視され、後半戦に入ると「今日はフェアウエーに何回行った?」と聞かれるようになったという。
稲森は昨季の表彰式で「10季連続なら『稲森賞』に名称を変えてもらおうかな」と冗談で話していた。勝亦は「稲森賞を阻止して若干、気まずいです」と表彰式で話し、笑いを誘った。
「ティーショットの調子が悪くなければ、結構いいところまでいけると思っていた。夏以降、周りの方から『今、何位だよ』と連絡をもらうようになった」という。ただ、賞金ランク93位でシード権を取れなかった。来季の目標にはシード権の獲得と、79・283%だったキープ率を80%以上に上げることを掲げた。





