今の自分があるのは倉本プロのお陰!
トーナメントの前日に開催されるプロアマ戦に初めて出たのが、2年前の5月に行われた男子ツアーの「とおとうみ浜松オープン」でした。
当時は、まだAKBにゴルフをやっている子がいるなんて、まったく知られてなくて、私にとってもAKBとして初めていただいたゴルフのお仕事でした。おそらくギャラリーの人たちも「この子、だれだろう?」っていう感じで私のことを見ていたと思います。
その時、一緒に回らせていただいたのが倉本昌弘プロでした。私にとってはプロの方と回るのは夢みたいな話でしたから本当にうれしかった。自分の持てる力を出しきりたいと思って無我夢中で18ホールを回りました。
プロアマ戦を終えた後、倉本さんは新聞記者の人たちから「きょうの鈴蘭ちゃんのプレーはどうでしたか?」って聞かれたらしくて、「これまで一緒に回った芸能界の女の子の中ではダントツに一番うまい」って答えてくださったんです。それがヤフーのトップニュースになって、すごいアクセス数を獲得したみたいで…。一気に「AKBにゴルフのできる子がいる」って広まりました。
それから、次々とゴルフのお仕事が来るようになって、プロアマ戦やゴルフ番組に出させてもらったり、こういうふうに新聞の連載まで持つことができました。いまこうしてゴルフのお仕事をやらせていただいているのも、あの時、倉本さんが私のことをたくさん話してくれたお陰です。本当に感謝しています。
その年の三井住友VISA太平洋マスターズ(11月)のプロアマ戦では矢野東さんと一緒に回らせてもらいました。その日はすっごくドライバーの調子が悪くて、「私の一番の見せ場なのにどうしよう」っていうぐらい散々だったんです。何ホールか回ったところで、矢野さんが「右肩、ちょっと引いてみようか。右肩が出ているから左へいっちゃうんだよ」ってアドバイスしてくれて、そこからナイスショットの連続です!! それにしてもプロの方って本当にすごいですね。ちょっと見ただけで、その人の悪いところがすぐに分かっちゃうんですから。