古閑さんが教えてくれた“足りないところ”
昨年4月から半年間、古閑美保さんと「ごるふなでしこ」(テレビ東京系)という番組に出させていただきました。コンセプトが、古閑さんから指導を受けながらプロを目指すというもので、かなりプレッシャーもあったんですけど、それ以上にうまくなりたいという気持ちの方が強かったので頑張りました。
収録の時期がちょうどAKBの公演と重なっていたこともあって、練習する時間がなかなか取れなくて、古閑さんも「練習できないみたいだけど大丈夫?」って、ずっと心配してくださいました。でも、そういう難しい状況の中でも、古閑さんの指導はとても分かりやすくて、すごく成長できたと思います。
一番心に残っているアドバイスは、コースマネジメントです。ロングホールでのことですが、ティーショットをドライバーで特に深く考えることもなく打ったら、古閑さんから「いま、なんでドライバー持ったの?」って聞かれて、うまく答えられませんでした。古閑さんは「200ヤードすぎにフェアウエーが狭くなってバンカーがあるでしょう。なんでそれを気にしないの?ロングホールは刻むということも頭に入れながら攻めていかないと、バーディーはもちろん取れないし、パーセーブだってできないよ」ってアドバイスしてくれたんです。
コースマネジメントの大切さは、ゴルフ雑誌などを読んで、多少は分かっていたつもりでいたんですけど、実際にコースに出ると、とにかくグリーンに近づけたい一心で、実は全然分かっていなかった。それに自分の各クラブの飛距離もしっかりと把握できていませんでした。ゴルフがうまくなるためには、まだまだ自分にはいっぱい足りないところがあると痛感させられました。
番組では、いろんなゲストの方とも対決しました。石田純一さんには「芸能界という世界は、何よりもまず自分を好きになることが大事なんだよ」って、ゴルフ以外のことも教えていただきました。その言葉はいまも私の心に深く残っています。私にとっては初めてのレギュラー番組だったんですが、ゴルフにも、お仕事にも本当にためになった6カ月間でした。