ジャパンビレッジゴルフ倶楽部・東コース【大畑大介のトライ!名コース難ホール!!】
関西の名コースに、ワールドラグビー殿堂のレジェンド・大畑大介氏が挑戦するGDOとのコラボ企画、今回は兵庫・丹波篠山市に位置するジャパンビレッジゴルフ倶楽部だ。東、西、南の3コース27ホールを誇る同倶楽部。見た目の美しさと、随所に配されたクリークなどのハザードがプレーヤーを楽しませてくれる。レギュラーティーで3007ヤードと距離はないが、気は抜けない。300ヤードを誇る飛距離自慢の大畑さんは、パワーでねじ伏せるのか、それとも…。
コースへの道中から、もう楽しい。舞鶴若狭自動車道・三田西インターからどんどん山手に入っていくのだが、コースが近づくにつれて周囲の景色は日本昔話のようなのどかなものとなっていく。そして、いざコースへ。これがまた、練習グリーンからスタートホール、そしてその後方の山々の風景は大畑さんもしばし見とれるほど、本当に美しい。
さて東の1番パー4。大畑さんのティーショットは左のラフにつかまり、2オンを逃したが、うまく寄せて2パットのボギーと、まずまずのスタートを切った。
2番パー5もティーショットが左へ。どうもドライバーが引っかかり気味のご様子。3番パー4はフェアウエー左から続くクリークが、グリーン手前約100ヤードのあたりから横切っている。キャリーが280ヤード出れば、クリークを超えるスーパーショットとなり、大畑さんは「ええとこ見せよう」と、果敢に挑戦。しかしここもティーショットは左ラフへ。2打目はグリーン左斜面へ。アプローチは序盤から正確で、大きく崩すことはないものの、なかなかパーが取れない流れとなる。
この日最初に〝魅せ〟てくれたのが続く4番パー3だ。140ヤードと、大畑さんにはピッチングの距離だが、ピンの左はすぐにクリークの方に落ち込んでいるため、ティーショットのプレッシャーは相当なものだ。大畑さんもここは安全策を取ったのだが、グリーン右を狙った一打は薄く入り、さらに右のバンカー右縁へ。
左足下がりで高さが必要な、35ヤードのバンカーショット。出せれば100点という難しいシチュエーションから、見事20ヤードをキャリーさせ、最後はグリーンの傾斜で戻され、2パットしたものの120点のショットでポテンシャルの高さを見せつけた。
ここから、ドライバーも方向性が良化するのだが「とにかくフラットな足場がなくて」と、美しいフェアウエーの造形が実は大畑さんの、2打目の距離感を難しくさせる。
気づけばパーを奪えないまま、9番パー5まで来てしまった。これでは終われないとばかり、ドライバーを一閃。芯を食ったが、ボールは右隣のホールへ。ところがこのボール、隣のフェアウエーにあり、9番グリーンまで200ヤード弱の好位置に。大畑さんはここから5番アイアンでグリーンサイドまで運び、アプローチを1メートルにつけての、バーディーフィニッシュだ。
「どこまでも、気の抜けないコースでしたね」と大畑さん。「ハザードが、見えないところにあったりもするので、ティーショットに関しては気持ちよく振れるのですが、コースを知ってしまうと、怖さが出てくるのかな。あとはアンジュレーション。足場とアイアンの距離をいかに合わせるかが大事になるコースだと思いましたね」と振り返る。
完全攻略、とまではいかなかったが、ピンチで小技の冴えがあったり、パー5では隣のホールを利用?する〝大畑ルート〟でバーディーを奪ったりと、見せ場はしっかりつくった。コースは「面白い」と楽しめたが「いいところを見せたくて力む自分がいる」とも。そんな、ゴルフの醍醐味とも言える葛藤を味わわせてくれるところに、ジャパンビレッジの、真の魅力があるのかも知れない。
【グルメ】
夏ゴルフを楽しむにはスタミナも必要。ランチメニューで大畑さんの目に飛び込んできたのが「特上鰻重」だ。大ぶりのウナギをまるまる一匹使用した、食べ応え十分の逸品なのだが、メニューを見た大畑さんが「やっす!」と声を上げるほどの、2800円!「最高ですね。こんな、リーズナブルにいただけるところはないですよ」と迷わず注文だ。
「特製カツ重」も人気メニュー。ふわふわの卵に覆われて最初は気づかないのだが、とんかつを箸で持ち上げてみると、ずっしり。「びっくりするほど分厚いですね。コースも楽しければ、食事もハイクオリティー。朝から昼、そして後半のプレーと、一日中楽しめます」と、どうやら大畑さんのお気に入りリストに加わったようだ。
【所在地】
ジャパンビレッジゴルフ倶楽部
〒669-2162 兵庫県丹波篠山市今田町黒石釘貫191-1
TEL:079-597-3888
FAX:079-597-3880
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