ベニーカントリー倶楽部【大畑大介のトライ!名コース難ホール!!】
開場から50年を超える歴史を誇るベニーカントリー倶楽部。新名神ができたため、高槻インターが利用でき、もちろんこれまでの京都縦貫道・長岡京インターも便利。つまり京阪神、どこからでもアクセス抜群となった同コース。標高400メートルの山岳コースでありながら、考え抜かれた造形、そして長岡京市を臨む景色を楽しめる。ラグビー界のレジェンド・大畑大介氏が挑戦するGDOとのコラボ企画、今回は同コースの魅力を深掘りする。
驚きの連発だ。今回はお昼前に高槻インターからコースへ向かったのだが、インターを下りた際、車に表示された外気温は34・5度。ところがベニーカントリー倶楽部の駐車場で再度確認すると、29度となっている。車を降りると、確かにひんやりとする。ホームページ上には奥ゆかしく「3度涼しい」と書いてあったが、それ以上だ。これは、夏ゴルフには本当にありがたい。
今回はインコースをラウンドさせていただいたが、いざ、コースに出てみると、山岳コースにもかかわらず、膝を痛めそうな下りも、太ももがつりそうな上りもほぼ、皆無なのだ。もちろん打ち上げ、打ちおろしのティーグラウンドはあり、フェアウエーもアンジュレーションがある。しかし各ホールがそれぞれ独立した箱庭のようになっており、過度の負担なくその美しさを楽しめる。これは相当に計算して作り込まれたはずだ。
次の驚きは11番パー5だった。520ヤード。大畑さんはティーショットで少し力んでパーオンならず。ところが同伴してくださった前田保典支配人がただ者ではなかった。
ティーショットをフェアウエー真ん中に置き、ピンまで220ヤードの2打目を3番ウッドで「跳びすぎに注意して」カットをいれるショット。それでも少し大きいながら、ピン上15メートルにつけ、楽々2パットのバーディーだ。
これを見て火が付いた大畑さん、12番パー4ではティーショットを残り100ヤードまで運び、2打目を珍しくショートさせながら3オン、1パットのパー。さらに各ホールを見渡せ、長岡京市の町並みも望める13番パー3は、ティーショットを大きく右に曲げながら、林からナイスリカバリーで3メートルに寄せ、2パットのボギー。14番パー4も寄せワンでパーと、前田支配人に負けじとスコアをまとめていく。
「支配人がお上手で、ここはこう攻める、というところを伺いながらプレーできましたね」とは大畑さん。
やってきたのは16番、短めのパー5だ。右ドッグレッグしており、グリーン手前は池、というロケーション。大畑さんはもちろん、右の林越え一択だが、狙い以上に右方向へ。無念のOBとなってしまった。
そしてここでも支配人パワーが炸裂する。ティーショットは林を抜けたものの、右のラフ。しかし残りは160ヤードだ。今度は7番アイアンで、またしてもカットを入れてピン左3メートルにオン。11番では飛びすぎないよう、そしてここでは目の前の木を避けフェードをかけようと、カットを入れる、マジシャンのようなクラブ操作でパー5、いずれもバーディーを奪って見せた。
続いて17番。ティーグラウンドから、この日はもやがかかっていたが、長岡京市を見下ろす絶景が迎えてくれる。しかも飛ばし屋なら1オンも可能な321ヤードパー4。「戦略性だけでなく、こういうチャレンジ欲もかき立ててくれる」と大畑さん、ドライバーを一閃すると、当たりはヒールで不本意ながら、それでもグリーン手前13ヤードに着弾と、とてつもないポテンシャルを発揮。
この17番、そして300ヤード以上かっ飛ばした18番で連続パーでの上がりと、気分よくプレーを完了、パー5でいずれも叩いてしまったが「支配人のプレーは勉強になりました」と、次への手応えもしっかりつかんだ様子。
「地形をうまく利用したレイアウトがすばらしいし、アクセスもいい。ラッキーが期待できないコースだから、自分の力を知ることができるし、マネジメント力も上がりますね」と、心から楽しめた一日となったようだ。
【グルメ】
人気ナンバーワンは和牛手ごねハンバーグランチだ。大畑さんも「ボリュームがあって、ウマい!」と絶賛。さらにがっつりいきたい方はアンガス牛ステーキランチもおすすめ。地元産、三田ポークのとんてき膳や、定番のカツカレーに、おそばと天ぷらなど季節に合わせたメニューも豊富にそろっている。レストランからも、市街地を見下ろす〝ビュー〟を楽しめ、舌も目も大満足となること請け合いだ。
【所在地】
ベニーカントリー倶楽部
〒618-0004 大阪府三島郡島本町大沢91-1
TEL:075-961-2381
FAX:075-962-8958
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