加舎の里カントリー【大畑大介のトライ!名コース難ホール!!】

 ラグビー界のレジェンドであり、エンジョイゴルファーの代表でもある大畑大介さんと、GDOとのコラボ企画。背筋がピンと伸びるようなメンバーコースも楽しいが、今回はカジュアル路線に振り切った「加舎の里カントリー」だ。あの手この手でゴルファーを楽しませようとする同コースの思いを受け止めつつ、大畑さんもナイスショットを連発だ。

 大阪、京都から約40分という好アクセス。そして18ホール、スループレー。ドレスコードもないというカジュアルぶりだ。いつも多忙な大畑さんも「これだったら早朝に来て、昼前にはホールアウトできますよね。1日を有効に使えます」といたく気に入った様子。

 肝心のコースはというと、「山岳」にカテゴライズされるだけに、平坦、広大、という訳ではない。アウトはパー3が3ホール、パー5が1ホールの「34」、インコースもパー3が3ホール、パー5も3ホールでの「36」と、イレギュラーな形ではある。バックティーで5627ヤード、パー70という造りだ。

 しかしこれが本当に「サクッと」ラウンドするには最適な距離感。前の組で詰まってなければ楽々4時間以内でのプレーも可能だ。

 ただし、短い、狭い、楽しくないなんてことは、断じてない。パー36のインコースを紹介すると、出だし10番パー4はバックティーから355ヤード。大畑さんはフェアウエーセンターからピン下3メートルに2オンと、難なくパー発進したが、ずっと打ち上げていくホールで、右のラフに入ればグリーンは見えない。しかもそのグリーンが小さいときているから、ここは実力が試されるホールだ。

 12番パー3(172ヤード)はティーグラウンドからグリーン近くまで池。そこをクリアしても、絶妙なアンジュレーションのグリーンが待ち受けており、大畑さんも4メートルから3パットと苦戦を強いられた。

 そして13番は300ヤードのパー4。グリーン右手前にも池があるが、大畑さんは十分1オンを狙える。しかし、そこで力むと落とし穴。ティーショットをOBとしてしまった大畑さんはグリーン脇から振り返り、「こっちから見たら、簡単なホールなんですよね。アイアンを持てば落とし所はすごく広い」と、スコアにがっかりするよりも、むしろこのホールの奥深さに感心する。

 ゴルフ好きにたまらないレイアウトとなっているのが16番だ。315ヤード、打ち上げのパー4だ。ここは絶対に、バックティーからのプレーがオススメだ。ティーグラウンドに立つと、両サイドから高い林がせり出して、大きなプレッシャーとなっている。そう、マスターズを開催するオーガスタナショナルGCの18番と瓜二つの雰囲気を出してくるのだ。大畑さんは右の林をかすめて、ドローボールで260ヤード地点にナイスショット。ここをパーとしたが、ドライバーでマスターズ気分を味わうもよし、正確にアイアンで刻むもよしと、楽しみ方をゴルファーに委ねてくれる。

 コース管理の方に伺うと「飛距離が出ない人ほど、いいスコアが出るコースですね。だから上級者と、初心者がスコアが変わらなかったりする。そこが分かれば難しくありません」と攻略法を伝授してくださった。

 「初めてのプレーは、難しいコース。いろんな罠にはまっちゃいましたね」とは大畑さん。とはいえ、「距離を考えれば、男女が交ざっても十分に楽しめるし、パッと来てパッと回れる。形式張ったところもないから肩が凝らないし。スループレーで拘束時間が短いので、車が混まない時間を選べるところもいいですね」と、コースの理念には全力で賛同する。「今度は1人が運転手。あとはビール片手のわいわいしたプレー、なんかもいいですねえ」と早速、加舎の里カントリーの活用法に頭を巡らせていた。

【所在地】

加舎の里カントリー

京都府亀岡市本梅町西加舎クボラ1-146

電話0771-26-3350

予約はコチラ→加舎の里カントリー

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