京大准教授 マスクをしていなくても黙っていれば問題ない 席あけ必要なし
宮沢孝幸京都大学ウイルス・再生医科学准教授が15日、朝日放送テレビの情報番組「キャスト」(後3・48)に出演し、新型コロナウイルス感染拡大防止について「マスクをしていなくても黙っていれば問題ない」などと述べた。番組には吉村洋文大阪府知事も出演した。
宮沢准教授は12日に大阪府庁で開かれた専門家会議で「ソーシャルディスタンスは不要」「映画館がなぜ自粛を。みんなで騒ぐ行為をやめさせることが重要」などと訴えた。
上田剛彦キャスターからソーシャルディスタンスは不要との発言の真意について聞かれた。宮沢准教授は「ソーシャルディスタンスは正しいんです。マスクをして対策していれば大丈夫です。ソーシャルディスタンスをとることができない業種に関してはマスクとか手洗いをしましょうねという話です」と語った。
上田キャスターが「マスクをしていればソーシャルディスタンスを無理にとる必要は無いと?」と尋ねると宮沢准教授は「さらに言えばマスクをしていなくても黙っていれば問題ないです」と返答。
上田キャスターが、政府が求める『新しい生活様式』ではソーシャルディスタンスで2メートルの間隔を求められているが、これについても宮沢准教授が反対の立場であることを「空気感染しないから?」と尋ねた。
宮沢准教授は「そうですね。空気感染することはまれにはありますが本当にまれで、そこまで注意しなくてもいい」と答えた。さらに上田キャスターは「レジでは間をあけて並ぶ、劇場で席をひとつあける、満員電車を避ける、すれ違うときに距離をとるということも必要ない」と質問。宮沢准教授は「マスクをしていれば大丈夫です。マスクをしていなかったら黙っていれば大丈夫です」と語った。