山口二郎教授 「権力者が追い詰められた時の反応」…菅首相のいらだちに

 山口二郎法政大学教授が27日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相が26日に“ぶら下がり”で報道陣の質問に対応した様子について「追い詰められた時の反応のパターン」などと言及した。

 山口教授は、芥川賞作家の平野啓一郎氏が26日のNHK「ニュース7」について投稿したツイートを引用。同番組は冒頭から約10分にわたって菅首相が時にいらだちながら、6府県で緊急事態宣言を3月7日の宣言期限を前倒して解除することを決定したものの会見をしない理由などを問われた様子を放送した。平野氏は「ニュース7の首相のぶら下がり、記者の質問が正常化してて驚いた」などと投稿した。

 山口教授は菅首相について「権力者が追い詰められた時の反応のパターンと想像する」と指摘。「権力者の威光を誰も怖がらなくなり、配下だと思っていた者が離れていくと、権力者は錯乱する。岩波新書の『暴君 シェイクスピアの政治学』(スティーブン・グリーンブラット)を読むと、菅首相の今後が予想できるだろう」と投稿した。

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