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クミコが名付けた「ピア子」の今…東日本大震災で水没したピアノ

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年がたつ。歌手のクミコ(66)は宮城県石巻市でコンサートの準備中に被災。裏山へ逃げて一夜を明かした。

 3カ月後の6月11日には慰問コンサートを開催した。地元の楽器店「サルコヤ」で水没した30台のピアノを修復している店主・井上晃雄さんと知り合い、「ピアノが修復したらコンサートをやりましょう」と約束。同年9月11日に、クミコが「ピア子」と名付けた再生ピアノと地元の小学校でコンサートを開催した。

 再生ピアノの「ピア子」はいまも、地元の水産加工メーカー「木の屋石巻水産」の多目的ホールで、現役で活躍中だ。「-つながり隊」を指揮した石巻の音楽講師、久我真奈美さん(63)は、「うちの音楽教室の発表会でも、子どもたちが演奏しています」と話す。

 それまではサルコヤ楽器店に展示されていたが、修復した店主の井上さんが昨年2月に亡くなり、サルコヤ楽器店も同3月に閉店。木の屋がピア子を引き取ったという。

 井上さんは水没した30台のピアノのうち6台を修復。米女性歌手のシンディ・ローパーやジャズピアニストの上原ひろみが購入した。ピア子は、RADWIMPSが2013年9月に宮城で行った野外ライブでも使用されるなど、復興の和音を響かせている。

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