小倉智昭、番組ラストで加山雄三と対談 驚異の回復ぶりに「それが加山雄三」

 歌手・加山雄三(83)が25日放送のフジテレビ系「とくダネ!」に出演。事前に行われた、MC小倉智昭(73)のラストインタビューで昨年2カ月半の闘病生活と夢を持つことの大切さを語り、加山を「一番尊敬する芸能人で憧れの人」という小倉を感激させた。

 加山は一昨年11月に脳梗塞を発症したものの症状は軽く後遺症はなかったが、昨年8月に誤嚥(ごえん)し咳き込んだことで小脳出血を発症。入院は2カ月に及んだという。

 現在もリハビリ中だが、開始したのは倒れてすぐ。「会社の仲間がリハビリのために一緒になって歩いてくれたり、しゃべる練習をさせてくれたり歌を歌わせてくれたり。それだけやらなければ元に戻ることは不可能に近いって言われたんですよ。『本人がどれだけ頑張るかによって結果も変わってくる』、そう言われたら意地でも治そうとするわけですよね」と語った。

 現状の回復ぶりは「70%ぐらい」だというが、そんな中でも新曲「紅いバラの花」のレコーディングを終え、4月11日の自身の誕生日に配信される。

 この曲はリハビリ生活を送る中で自宅の倉庫から見つかった、50年前の未発表曲。作詞作曲も加山が手がけている。「これ聴いて、50年前の俺が今の俺に『歌え』って言ってるんだって思えるんですよね。ホント不思議です」と後押しされたことを打ち明けた。

 やや話しにくそうではあるものの、ここまで回復したのは夢があったからだという。「いつでもどんな時でも、苦しければ苦しいほどちゃんと夢を持つということがいかに大切か。自分で倒れてみたときに、治って少しでもお役に立てるようになればという夢を持ってた。それが今、現実のものになって少しでもしゃべれるようになって。人の前で歌を歌ったら歌える。歌えるんですよ!やる気さえあれば歌えるんだなと。やっぱり夢は持ち続けるべきだと思いましたね」と力を込めた。

 スタジオでインタビュー映像を見た小倉は「ステージでお話しになる時に話しにくそうだが、加山さんがおっしゃってたのは『歌うと歌えるんだよね』。実際にこの曲、50年前の声と今の声とレコーディングしたのを聞き比べたが、違いがわからない。それがやっぱり加山雄三なんだなって改めて思いました」と憧れの人を語った。

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