小笠原海 なりたい!イケオジ悪役 9月で節目の30歳、アーティストとの二刀流で奮闘中

 
 
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 EBiDANの9人組グループ・超特急のカイとしても活躍する俳優の小笠原海(29)が、BS-TBSのドラマ「御社の乱れ正します!」(火曜、後9・00)で存在感を発揮している。主演の山崎紘菜(30)演じる不倫別れさせ屋をサポートするバーテンダー役。演技で“酔わせ”ながら、アーティストとの二刀流で駆け抜ける今春への意気込みを聞いた。

 オフィス不倫のトラブルを解消する別れさせ屋たちの活躍を描く「御社の乱れ正します!」。小笠原は、主人公・三枝玲を手助けするバーテンダーのガンちゃんをクールに好演している。撮影前には、バーテンダーのスクールに通い、所作やカクテルの作り方をイチから教わったという。

 コースターの出し方、グラスの拭き方…。細かい動きにこそ神髄が宿り「本当にやっていないと所作にボロがでる」と実感した。放送が始まるとカクテルシェイカーの扱いなど優雅な所作が話題。プライベートでバーを回って本場の空気を身に染みこませ「ギムレットならそこそこの味で出せるようにはなったと思います。バーテンダーの人が見たときに、ちゃんとやってるんだなって思ってもらえると嬉しいです」と酔わせる演技が評判を呼んでいる。

 9月には節目の30歳を迎える。心境を問うと「僕はもう楽しみでしょうがないです、30代が」と前のめりになった。「20代で経験させていただいたことが深みやユーモアとして30歳を超えて出てくると思うので、ワクワクしてますね。イケオジになりたいです!」。童顔をほころばせて、刻まれた年輪の萌芽(ほうが)を期待した。

 言霊を信じ、やりたいことは口に出してきた。「基本的にはやりたいことだらけ。口にして、叶ってきている人生なんです。言霊じゃないけど、言葉にする重要性を感じてます」。映画「東京喰種」への出演は原作好きを公言していたから。夢だった自身のプロデュースブランドは、本作の劇中でも使用されている。では、この先に待つ言霊は?

 「この役をやりたいがなく、どんな役でもやりたいタイプ。でも、悪役はやってみたいですね。悪役が魅力的な作品って、すごくいい作品だと思うので。例えば『ジョーカー』。悪役が引き立てば引き立つほど正義はより強くならないといけないから相乗効果。やりたいですね、是非!」

 近い将来、イケオジな悪役が待っている…かもしれない。

 ◆小笠原海(おがさわら・かい)1994年9月27日生まれ。神奈川県出身。2009年にスカウトされ、芸能界入り。2011年12月に結成された超特急のオリジナルメンバー。俳優として映画「東京喰種」やドラマ「アンナチュラル」などに出演。今年3月にはテレビ東京系「これから配信はじめます」に主演した。

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