84歳・加藤一二三九段、車いすから立ち上がり元気な姿 詰め将棋の連載がギネス認定「これからも記録更新していきたい」
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「ひふみん」こと将棋の加藤一二三・九段(84)が詰め将棋連載の「家の光」掲載が最長キャリアとしてギネス世界記録に認定され、21日、都内で記者会見を行った。
加藤九段は車いすに座った状態で登場。周囲に支えられながらも立ち上がり、ギネス公式認定証を受け取った。変わらない饒舌(じょうぜつ)ぶりで元気にあいさつし、「本日はギネスの世界記録達成で大変喜んでおります」と笑顔を見せた。
JAグループのファミリー・マガジン「家の光」詰め将棋コーナーでの出題・解答の連載が同一雑誌におけるボードゲームパズル作者としての最長キャリアで10月1日に認定された。始めたのは1959年で加藤九段が19歳の時だった。65年以上もの長期連載が認められた。
加藤九段は続けられた理由を「一つは詰め将棋を作ることが好きだったということ」と話し、「私がこれからもこの記録を更新していきたい」とさらなる更新に意欲を示した。