斎藤知事「百条委」にデマ・誘導尋問の疑い 浴衣公民館パワハラ→知事「私は公民館に行ってない」 マスコミ偏向報道で誹謗中傷「私も大変厳しい状況になった」

 兵庫県の斎藤元彦知事の告発文書問題を審議する県議会の文書問題調査特別委員会(百条委員会)が25日に行われ、斎藤知事への最終尋問が行われた。

 委員側からは、百条委も反省すべき点が多いとの自戒意見が出た。7月末から8月前半に全職員を対象に実施したアンケートには、不備や不審回答、「明かなデマ」もみられたが、精査されていない内容をマスコミが報道したことで、知事への誹謗中傷が拡大し、身に覚えのない事が多かったのではないかと質問された。

 斎藤知事は「アンケートについては百条委員会がされるという判断でしたが、内容については、取りまとめの段階、中間、あくまで途中段階、事実認定するものでないという注意書きがありましたが、その内容が報道機関を通じて様々な形で報じられたことは確かにあり、県のほうにも、かなり厳しいご指摘があり、私自身も大変そこは厳しい状況があったことは事実です」と語った。

 また百条委に、「高圧的な尋問、デマに基づく尋問、誘導尋問」など、公正性が疑われる姿勢がみられたのではないかとの指摘も。百条委メンバーだった元県議が、浴衣まつりでの公民館パワハラ疑惑を追及していたことなどを聞かれると、斎藤知事は「浴衣の件は、公民館に私は行ってもいないですし、怒号を発したとかいうこともしてませんので、そういったことがあたかも事実であるかのように元県議が言われたことは、大変私自身も心が痛みますし、ショックでした」と述べた。

 地元がコロナ後の再出発として位置づける祭りだったとして「私自身も残念」と語った。

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