高橋洋一氏 トランプ氏のエネルギー政策を称賛「ロシアを締め上げるのに一番いい方法」なのに「日本の官僚はアホな計画」
元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。トランプ次期米大統領がEUに対して、米国の石油天然ガスを買わないと関税を課す考えをSNSで示したことについて、私見を述べた。
高橋氏は、「ロシアを締め上げるにはたぶん、一番いいやり方」と評価した。ウクライナ侵攻が長期化するロシアの経済状態は「経済制裁がちょっとずつ効いているが、もっている」と説明。ロシアがエネルギー資源をインドや中国などに輸出しており、エネルギー価格が高いことがその理由と話した。
しかし、米国が天然ガスなどを輸出すれば、エネルギー価格が下落。輸出頼りのロシアにはダメージになるというわけだ。
高橋氏は、EUの次に日本が同様の施策を求められると予想。「日本はウエルカムで買っちゃえばいい。そしたら中東依存が少なくなる」と指南した。しかし、「日本の官僚は、アホなエネルギー基本計画なんか、今決めちゃって。アホな計画なんだよ」と“アホ”を連発した。
高橋氏によれば、火力の配分を下げるという計画で、「あんなの下げちゃったら、アメリカから買うイシューがなくなっちゃう」とした。「国際情勢が変わったんだから、もう脱炭素なんて多分、棚上げになる」と推察。「トランプの新しい流れを意識して、エネルギー基本計画を練らなきゃいけないけど、どうせ石破政権だから」と語った。