田崎史郎氏 石破首相指名の日米の交渉役をバッサリ「厳しい厳しい交渉担えるのか?」 最適な人物2人の実名も告白

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、TBS系「ひるおび!」に出演。関税を巡る日米の交渉役に指名された赤沢亮正経済再生担当相について言及した。

 米トランプ大統領は9日、相互関税の第2弾として一部の国に対し上乗せして発動した分を90日間停止すると発表。日本は10日、米の関税措置に関する総合対策本部を開催して対応を協議。米との交渉役として赤沢氏を指名し、来週にも訪米する方向で現在、調整している。

 番組では、赤沢氏が東大卒業後、運輸省(現国交省)に入省したことや、石破首相の“側近”で、石破内閣で初入閣となったが、外相や経産相など重要閣僚の経験はないことを報じた。また「初入閣で手腕は未知数」「外交経験は少なく手腕は未知数」などとする赤沢氏についての新聞の評価も紹介した。

 田崎氏は「マスコミが未知数って書いているのはね。“本当は無理なんじゃないの”“できないんじゃないの”って思っているときに、柔らかく書く時に未知数って言葉を使うわけですね、我々は」と“力不足”と指摘。赤沢氏について「普通の閣僚をやっているときには全然問題はないんですよ。でも果たして、この厳しい、厳しい日米交渉を担えるのか?と」と疑問を投げかけた。

 「きのうもちょっとアメリカと交渉経験ある人に聞いたら、“前の日話したことを朝になったら逆のこと言え”と。“それで日本を混乱させるんだ”と。“そうしたら日本は譲歩してくる”とか、“とにかく日本は脅せ”と、そういうことが日米交渉でアメリカから見た交渉方法なんだと」と米の交渉術を紹介。その上で「それに耐えられる人っていうのは、ある程度の経験と胆力が必要なんですよ。この土、日、自民党の議員とか霞が関の人に聞くと、そこで(交渉役として名前が)上がってくるのは、茂木敏充さんとか齋藤健さんなんですよ」と交渉役に相応しい人物として、茂木前幹事長と齋藤前経産相の2人の名前を上げた。

 「それは石破さんの耳には当然、入っているんですよ。それを採らずに赤沢さんにしたっていうのは、石破さんにとって使える人が赤沢さんしかいないのかなと、ちょっと残念でしたね」と切り捨てた。

 MCの恵俊彰が「ここはオールジャパンでいくタイミングですよね?」と質問。「『国難だ』って言われているわけですから、石破さん自身が。国難であるならば、過去の恩讐とか様々なことがあっても、ここは乗り越えて、一番能力ある人を起用すべきだと思っているんですけどね。そうはならなかった」と述べた。

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