歌謡コーラスグループ・純烈が１１日、千葉県松戸市の森のホール２１で、全国ツアー「純烈コンサート２０２５」の初日を開幕。メンバー・岩永洋昭（４５）が３月末で卒業し、酒井一圭（４９）、白川裕二郎（４８）、後上翔太（３８）の３人体制初となる全国ツアーがスタートした。

　酒井は「改めまして、カズ酒井と東京ダンディーズです！純烈というのは最初は６人で。もう純烈なんて名乗れない！」と苦笑。３人で歌って踊る不慣れなステージに「全部、岩永が悪い！ホンマ、あの野郎！アイツが辞めへんかったら鼻歌を歌いながら松戸まで来られたんや！」と恨み節を全開にして笑わせた。

　白川は「６人から始まった純烈。寂しいながら３人になってしまいましたが、３人で力を合わせ、皆さんには４人目のメンバーとして支えていただいて」とさらなる進化を誓った。

　後上は「皆さまに期待も不安な思いもあると思いますが、全部を受け止めて、全部を撥ね返して、皆さんと共有していけるよう、精いっぱい頑張っていきます」と決意をみなぎらせた。

　３人はステージで、大ヒット曲「プロポーズ」「純烈のハッピーバースデー」、新曲「奇跡の恋の物語」など全１７曲を熱唱。昨年に元ＡＫＢ４８の横山由依（３２）との結婚を発表した後上は、郷ひろみの大ヒット曲「お嫁サンバ」を歌い上げ、ファンからの祝福を浴びた。

　ライブ後に取材に応じた酒井は、改めて岩永の卒業を聞かれ「惜しかった。でも、この１年間は僕らも腹くくってやってきて、卒業をちゃんと見送れたんで」と話したが「（純烈に）戻ってくる説は高いと思う。だって、役者さんって難しいやん…」と、早くも岩永の復帰を望んで、報道陣を笑わせていた。