オール巨人 亡き弟子を思い涙ぐむ「僕がやめさせへんかったらこんなことには」、もう弟子はとらない
漫才コンビ、オール阪神・巨人のオール巨人(73)が9日にNHK総合で放送された「NHKアカデミア 第41回」に出演し、今は亡きかつての弟子を思い出して苦渋の表情を浮かべ、涙ぐんだ。
巨人は32歳から40年以上数多くの弟子を受け入れてきたと番組で紹介された。「親御さんから預かる。当たり前の常識を教える。弟子をもしやめたあとも、僕の弟子であったことがこれから先に役立ってほしいと思って教えていた」と並々ならぬ覚悟で弟子をとってきたことを振り返った。
巨人の門をたたく者には「履歴書を持ってきなさい」と課した。「なぜ僕に師事しようと思ったのか書いてもってきなさいと。いまだに全部持ってます。有吉君のもあります。有吉君、おもろかったな。趣味の欄に放浪の旅って書いてました。ぴったりやないですか」と有吉弘行の思い出を笑顔で話した。
巨人は自身が「厳しい」と評されたことについて、「厳しいと言われましたけど当たり前やと思うんです」と考えを述べた。「僕ができたことはお前らもできると思ったのがいけなかったんですかね。弟子のために一生懸命教えよう。親御さんから預かった、一生懸命しようと思っているのに違うのかと思ったらやめてもらうとか。お笑いに向いてないと思ったら、『おまえ悪いけどやめたほうがいいと思うよ』ってやめさせたこともある」と様々な葛藤があったことを振り返った。
今でも正月になると10人くらいが集まるという。巨人は「1人だけ会いたくても会えない弟子がいて」と思いをはせた。小豆島の出身で、両親が一緒に巨人の元を訪れて「弟子にして下さい」と依頼したという。「すっごい、いい子で面白い子やったんです」とし、巨人が「たまには師匠の車を洗わなあかんで」と言ったところ、「どろどろやのにカラ拭きをやって。高い高い車を買ったとこやったのに、ざらざらになりました。それでもクビにはしなかったんです」と不器用なエピソードを披露した。
何か月か弟子に付いたものの巨人は「この世界では無理ではないか」と判断した。「向こうの両親も帰っておいで。お前の好きな車をこうたる。よう弟子頑張った」と納得をしてもらって故郷に帰ってもらった。すると、両親が買った車が到着した日に悲劇は起こった。
巨人は「車が来た日に…彼が…小豆島でカーブを曲がりきれず、海に落ちて亡くなったんです」と苦渋の表情。「僕が弟子をやめさせへんかったら、こうならへんかったんかなと非常に悩みました」と頭に手を当てた。
小豆島へお墓参りに訪れた際、「むこうのお父さんお母さんに怒られる、そんな気持ちだった」と当時の胸中を述べた。ところが両親の反応は違った。「うちの息子は巨人師匠の弟子に付いて良かった。島に戻ってきても以前より好青年になって、人気者になりました」
巨人は「そう言われて、もう…」と体を折り曲げて涙ぐんだ。亡くなってから30年ほどたつそうで、今も毎年墓参りに訪れているという。巨人は「つらかったですね。だから、弟子にとるということは人の子供、親御さんから預かるということですからね。もうとりません。弟子は」と語った。
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