カウントダウンを2分早め、山にカッパ…電波少年T部長、平成の驚き演出の意図を説明
元日本テレビプロデューサーで「進め!電波少年」などを手がけた土屋敏男氏が18日、TOKYO MX「堀潤激論サミット」で、日テレ時代に自身が手がけた、今では考えられない演出番組についての意図を説明した。
この日は、日テレ「月曜から夜ふかし」で中国人女性発言をねつ造した問題を議論。その中で、土屋氏が過去、手がけた番組での驚きの“演出”も紹介された。
1つは01年の「いけ年こい年世紀越えスペシャル」でカウントダウンをわざと2分早め、大問題となった。
これに土屋氏は「カウントダウンを2分早めて何か困ることがあるか?ってこと」と述べ、「(世紀が変わる)2000年から2001年。1000年に1回(実際は100年)のことは覚えていた方がいい。番組を見た人が、その時にやられた!と思った時に、ここにお母さんがいたなとか、子供がちっちゃかったなって思い出すんです。21世紀になった瞬間を覚えていてほしい。だから他の年と違うことをと、これをやった」と説明。
驚きなのは、この演出について知っていたのは「僕と数人、他は誰も知らない。合意も取れてない。ぼくがそうしたいから」とほとんど土屋氏の独断だったということ。
また02年には「電波少年に毛が生えた 最後の聖戦」で、芸人にカッパの扮装(ふんそう)で山に潜伏させ、地元TV局と東スポが目撃情報を掲載したことが「やらせでは?」と大問題となった。
これにも土屋氏は「これはね、やらせって皆さん言うけど、やらせって何?っていうのが基本コンセプト」だと言い「特殊メイクして2カ月見つからなかった。野宿して。見つからないからちょっとした写真を送ったら東スポだけが扱ってくれてようやくゴールになった」と当時のことを説明した。
そのゴール直後に「日本テレビ、カッパはやらせだった」と報じられてしまい「やらせじゃないカッパってあるのかよって」と持論を述べていた。
