テレビ朝日「女性の役割として会食を盛り上げるよう言われた」と調査報告 出演者からの不適切な言動確認されずも
テレビ朝日は22日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、篠塚浩社長らが出席した。女性トラブルで芸能界を引退したタレント・中居正広氏をめぐるフジテレビ問題を受けて行った第二次調査でも改めて番組出演者からの不適切な言動は確認されなかったと発表した。
同局では1月に第一次調査の結果で、会食等で不適切な行為の報告はなかったとしたが、その後、コンプライアンス担当部門がアナウンサー全員および、業務において取引先との会食が必要な部署の一部の社員約90人に対して、より丁寧で広範な第二次調査を実施。その結果も番組出演者からの不適切な言動は確認されなかったとした。
ただ、「趣旨が分からない会食に呼ばれた、管理職から女性の役割として会食の場を盛り上げるよう言われた、会食の出席者から連絡先を聞かれた」などの報告があった。これらは出演者からではなく、取引先や社内関係者などからで、それぞれ調査対象者の意向を確認した上で、必要な対応を行っている。
同局では人権に対する取り組みの一環として、人権をテーマとしたコンプライアンスハンドブックを発行。篠塚社長は「全ての社員を対象に研修を行うなど、引き続き人権尊重の意識を高めてまいります」と語った。
