妻夫木聡「愚行録」は衝撃ラスト
俳優の妻夫木聡(35)が、人気作家・貫井徳郎氏のミステリーを原作にした映画「愚行録」(来年公開)に主演し、一家殺人事件の謎に迫る週刊誌の記者役を演じることが16日、分かった。貫井作品の映画化は初となる。
原作は複数の登場人物の一人称で展開され、貫井氏も「映像化に向いていない作品だと認識していた」と語るミステリー。衝撃のラストで話題を呼んだ。
関係者へのインタビューを通して、理想的と見られていた一家の“愚行”の数々をあぶり出していく妻夫木は「人間は愚かな生き物なのだ、ということにこんなにも真っ正面からぶつかった作品はなかなかありません。この泥沼につかることに決めました」と意気込み。妻夫木演じる記者の妹役で満島ひかり(30)も出演する。
監督には、ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学卒の新鋭、石川慶氏(38)を抜てき。現在、関東近郊で撮影しており、今月末にクランクアップ予定。