メーガン妃 ジョージ・フロイドさんの死に「何も言わないことほど悪いものはない」

 メーガン妃が、ジョージ・フロイドさんの事件について口を開いた。同件及びそこから波及した反差別デモについて何が正しいのかは分からないとしつつ、沈黙を守るのは最低だと語っている。

 白人警察官による有色人種の死亡事件について、メーガン妃は自身の母校でもあるロサンゼルスのカトリック系女子校、イマキュレート・ハート・ハイスクールの学生に向けた動画でこう話している。「私の国で、州で、ロサンゼルスの地元の街で起こっていることはあまりに酷いものです」「話そうか迷っていました。正しいことを伝えたかったし、批判されることを本当に心配しました」「しかし、何も言わないことほど悪いものはないと気づいたのです。なぜならジョージ・フロイドの命、ブリオナ・テイラーの命、フィランド・キャスティルの命、タミル・ライスの命は大切なものだったから。私たちが知っている、知らないに関わらず、たくさんの命は同等に大切なものです」

 そして、差別が依然としてまかり通る世界に住む学生らに、自身の思い出も交え、こうアドバイスを送っている。「私が2年生だった頃を思い出します。15歳の時でボランティア活動をする年でした」「ポリア先生から言われたんです。『自分自身の恐れの前に、人々が必要としていることを常に優先しなさい』と」「その言葉は私の人生の中でずっと心に刻まれていて、ここ数週間はその思いも増すばかりです」「まずはじめにあなたたちに謝りたいです。こういった状況がまだ存在する世界の中で成長していかなければならないからです。そのことに申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 また、自身も黒人と白人の混血であるメーガン妃は1992年のロサンゼルス暴動に関する子供時代の記憶について、こう続けていた。「私が11歳か12歳の頃です。無意味な人種差別の行動があのロサンゼルス暴動を引き起こしました」「外出禁止令が出て、家に急いで戻る車の中で空から降ってくる灰、煙の臭いや、それがビルからもくもくと渦巻く様子を見たのを覚えています」「ヴァンの後ろに隠れて銃やライフルを持つ人々も見ましたし、家に着くと、そこからいつも見ていた木が黒焦げになっていました。このような記憶が消えることはありません」

 そして、メーガン妃は学生たちに抗議運動に参加し声をあげる重要性について説いてもいた。「黒人の命が大切であることは皆さんも十分分かっていると思います」「ミシガン州の保安官やヴァージニア州の警察長官の事件、私たちは今まさにこの状況を目の当たりにしています。そして人々が結束し、コミュニティーが一丸となり励まし合っていることもです。皆さんもこの運動に参加してください」「イマキュレート・ハートの教育には多様性があり活動的、オープンマインドでありますから、皆さんは黒人の命が大切だと知っているはずです。今まで以上に強さをもって自分の声を使う時ですよ。ほとんどの方は18歳になったか、もうすぐなる頃でしょう。選挙権もあるのです」「自分と同じように世界を見ていない人々へもあなたたちは理解を示すことができるはずです。準備はできていますね。私たちはあなたたちを必要としています。用意はいいですか」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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