82歳の巨匠監督 あのSF映画の新作に意欲

 リドリー・スコット監督(82)が「エイリアン」シリーズ新作の製作に意欲を見せている。シガニー・ウィーバー主演の1979年公開のオリジナル作から、前日譚となる「プロメテウス」、「エイリアン:コヴェナント」で監督を務めたスコットだが、シリーズにはまだ語るべきストーリーがあると考えているようだ。

 ロサンゼルス・タイムズ紙とのインタビューで「『エイリアン』にはまだ走行距離がたくさん残ってると思う。今は再び進化を遂げる必要があるけど」と話した。

 オリジナル作に登場した宇宙貨物船ノストロモ号で、なぜ恐るべきエイリアンが徘徊するようになってしまったのかを探る新たなストーリーを考えていることを示唆している。「1作目を作っていた時、なぜこんな生物が作られ、卵を戦艦のようなもので運んでいたのかということを常に考えていた。この卵の目的は何だったのかということをね。それが掲げるべき質問だ。誰が、何故、何の目的でということが次のアイデアになると思う」と続ける。

 昨年、前日譚第3弾の監督を務めることが報じられた際、スコットはすぐにチャンスに飛びついたとして「脚本が送られてきたから読んだ。すごく気に入ったね。その32時間後にはハリウッドに行ってたよ」と説明した。

 以前には2017年公開の「エイリアン:コヴェナント」の興行成績が振るわなかったことで、シリーズの今後に懸念を見せていたこともあった。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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