36年の年月を経て「マッド・マックス」悪役を2度演じた俳優 73歳で死去 

 ヒュー・キース=バーンが死去した。73歳だった。「マッド・マックス」シリーズで2つの異なる悪役を演じたヒューが1日朝、帰らぬ人となったことを代理者が発表している。

 ヒューは1979年作「マッド・マックス」ではトーカッター役、その36年後となる2015年作「マッド・マックス/怒りのデス・ロード」では、イモータン・ジョー役を演じた。

 インドでイギリス人の両親のもと生まれたヒューは幼少期にイギリスに移住、舞台俳優を目指し、1968年にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団。数年に渡り舞台作品に出演した。「マッド・マックス」に出演した後は活動の場をテレビに移し、ドラマなどで活躍した。

 そんなヒューは2007年、「マッド・マックス」シリーズのジョージ・ミラー監督から「マッド・マックス/怒りのデス・ロード」で荒廃した近未来世界を舞台に、水を制限することで社会を牛耳り、美しい女性たちに「ウォーボーイズ」と呼ばれる信奉者を生ませる凶悪なリーダー、イモータン・ジョーを演じる話を持ち掛けられたそうで、トム・ハーディやシャーローズ・セロンと共演を果たすに至っていた。

 ヒューの訃報を受け、シャーリーズはツイッターに「ヒュー・キース=バーン、安らかにお眠りください。あなたは非常に親切で美しい魂の持ち主でしたので、邪悪な軍事的指導者をあれほど見事に演じることができたのが驚きでした。友人へ、あなたがいないことに深い悲しみをおぼえます」と故人をしのんでいる。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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