主演に「駄作」と切って捨てられた監督「彼のキャリアの障害にならなくてよかった」

 マーカス・ニスペル監督は『コナン・ザ・バーバリアン』(2011年)の主演にジェイソン・モモアを起用したことは正しかったと考えているという。『アクアマン』で人気のジェイソンが同作を「駄作」と表現したことを受けてコメントした。

 ニスペル監督は「このシステムの中にいる映画製作者は、多くのひもに繋がれた犬のようなものです。そういった状況下で『コナン』を作ろうとしたのは、最悪の経験でしたし、結果にも満足していません」「これがジェイソンのキャリアの障害にならなかったことを嬉しく思っています。彼と『コナン』を作るという決断は正しいものだったと常に思ってきました」とピープルに語った。

 また『テキサス・チェーンソー』(2003年)でも知られるニスペルとなった監督は、ジェイソンに初主演の機会を与えられたことは「喜び」だったとして、「私の友人ジョン・ミリアスが『全ての勝利において、敗北感がある』と言ったことがあります。ジェイソンに初めての主役を与えられた喜びと特権に関しては『敗北の中に勝利感もありうる』と言えますね」と続けた。

 ジェイソンは先日、1982年のアーノルド・シュワルツェネッガー主演作『コナン・ザ・グレート』のリメイク版だった『コナン・ザ・バーバリアン』について「俺は本当に最悪なものにたくさん参加してきたし、自分の手には負えないような映画もあった」「『コナン』はそのうちの一つだ。俺が経験した中で最高のものの一つだが、それが引き継がれた後、駄作になってしまったんだ」と話していた。

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