ポール・マッカートニーの義兄が死去 すい臓がんで 83歳

 英アーティストのポール・マッカートニー(80)の義兄ジョン・イーストマン氏が死去した。83歳だった。ポールは11日の夜、音楽弁護士として知られるイーストマン氏が膵臓がんの闘病の末、他界したことを公にした。同氏は、ポールの最初の妻で、1998年4月に乳がんのため56歳で亡くなったリンダ・マッカートニーの実兄であり、ザ・ビートルズの解散やその後のソロ活動など、ポールの音楽活動の中で様々なプロジェクトに携わっていた。

 ポールは、2人でヨガのポーズをとっている写真と共に、こう追悼の意を表した。「親愛なる義兄、ジョン・イーストマンが亡くなりました。50年以上の付き合いだった私にとっても、家族にとっても、非常に悲しい出来事です」「ジョンは偉大な男だった。私が人生で幸運にも知り合った人の中で、最も親切で賢い人の一人です」「彼は弁護士として私のビジネスを大いに助けてくれただけでなく、友人としても頭が上がりません。何をするにもユーモアのセンスが常に光り、家族への思い入れは人一倍強かった」「彼がいなくなるのは寂しいですが、彼と出会い、彼を愛する私たちの心の中にはいつも大切に存在として留まっています。また会おう、ジョニー!」

 2007年に3億ドル(約400億5000万円)以上とされる父リー・イーストマンの遺産をめぐり家族間紛争に巻き込まれたとニューヨーク・タイムズ紙に報じられた同氏は、昨年、ニューヨークのセントラルパークを見下ろす2650万ドル(約35億円)の豪華なペントハウスを購入し、大きな話題となった。同氏の遺族は、妻のジョディ・イーストマンさんとなる。

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