米俳優マーク・ウィザーズさんが死去した。７７歳だった。『ダイナスティ』や『ストレンジャー・シングス未知の世界』といったドラマで知られたマークが、１１月末に他界したことを６日、娘のジェシーさんがバラエティに明かした。「彼は自らの演技に向けた同じ強さと品位をもって病気に立ち向かい、全ての役柄を忘れられないものにするという彼の驚くべき能力と共に温かさ、ユーモア、献身という遺産を作り上げました。マークの不朽の才能とこの業界への献身は、同僚、友人、そしてファンによって懐かしく思い出されることでしょう」とジェシーさんは語る。マークの死因はすい臓がんだという。

　アメリカンフットボールの奨学金を得てペンシルバニア州立大学に入学したマークは、マクドナルドの宣伝に向けてスカウトされ、その後歯磨き粉やコーヒーのＣＭに出演した。１９７５年にテレビドラマへの出演で俳優デビューを果たした後、１９８０年代後半には『デイズ・オブ・アワ・ライブス』や『ダラス』、『そりゃないぜ！？フレイジャー』といった人気ドラマに出演、２０１６年には、『ストレンジャー・シングス未知の世界』でミリー・ボビー・ブラウンと共演した。

　マークは映画界でも活躍し、『フェニックス・インシデント　襲来』や『ボールデン』に出演、最後の作品は２０１９年の『ザ・クリエイトレス』となっていた。